以前このブログ内でプロットを立てる際に考えた方がいい事柄を解説しました。
今回は、実践編ということで、物語の筋道を立てるために重要な登場人物やその背景、設定を作る際の注意点について解説していきます。
キャラクターと設定を作ってみよう
小説を書きたいという方は、次の2タイプの方が多いように思います。
・書きたいストーリーが決まっているタイプ
・思いついたキャラクターを使って作品を書きたいタイプ
ストーリー先行の方は、書きたい場面や分野を思いついてから、それに合わせてキャラクターを作っていくような方が多い傾向にあります。
一方、キャラクターを考えてからストーリーを考える方もいます。イラストや脳内のイメージでこんなキャラクターを書きたいと鮮明に思い浮かぶ方に多いです。
どちらがいいとか悪いというのはなく、ご自身の思い浮かびやすい方で大丈夫です。
しかし、出来ればどちらもジャンルごとに使い分けられると、とてもいいと思います。
例えば、ミステリーなどストーリーや時系列を重視するジャンルの場合は、ストーリーを組み立ててから作品に取り掛かると、キャラクターにも意味を持たせやすいのでおすすめです。
ライトノベル、キャラクター文芸と言われているようなジャンルの場合は、キャラクターやキャラクター周りの設定を決めてからストーリーに取り掛かるというのがおすすめです。
愛着のあるキャラクターを作る場合は、キャラクターを決めてから作品を書き始めるというのもいいと思います。
キャラクターを作ってみよう
まずは思い描くキャラクターを文章にしてみましょう。
あなたの作品に出てくる主人公はどんな見た目をしていますか?
何歳ですか?性別は?髪は何色?背は高い?
どんな口調で、どんな性格でしょうか?
はっきりとイメージ出来ればできるだけ、明確に文章にしやすいです。
まず基本設定として大事なのは、
キャラクターの基本設定
・名前
・性別
・年齢
・見た目(身長、体重、髪形や色、服装など)
・性格 など
上記の項目が基本設定になってくるかと思います。
基本の設定は小説を書く前から決まっているものも多いと思います。
自分のイメージするキャラクター像をぜひ言葉にしてみてください。
設定を作ってみよう
次は小説の設定を考えてみましょう。
皆さんは小説を書く際に必要な設定というとどんなものが思い浮かびますか?
大まかにはキャラクターに付随する設定と世界観など間接的に関わる背景的な設定の2種類に分けてご説明します。
〇キャラクターに付随する設定
キャラクターに付随する設定
・職業や立場
・生い立ちや略歴
・各キャラクター同士の関係性 ……など
キャラクターに付随する設定は、キャラクターの詳細設定のようなもので、必要なもの、不必要なものが人によって異なっています。
ストーリー上に出さない設定であっても、詳細な設定を考えておくことで続編につながったり、人間らしさや魅力を出す上では大切です。
特に共感されやすいキャラクターを作るためには、この部分が必要になります。
〇世界観設定
世界観設定
・魔法の有無
・文化レベル
・宗教
・法律
・歴史
・経済 など
世界観は、文字通りその物語の世界を構築する法則のようなものです。
この世界観を決めることによって、物語上において何ができるのか、できないのか、どんなジャンルの作品なのかなどを決定していきます。
世界観に経済や歴史、文化などを考えるのは、特に長編ファンタジーなどの作品においてとても重要です。
冒険譚などであれば、世界を冒険するための地図や物価、モンスターの有無などたくさんのことを考えなければいけません。
いろいろと設定を考えることで、小説の描写がより具体的になっていくのでおすすめです。
いかがでしたか?
この記事を見て、是非プロットの書き方をチャレンジしてみてください。
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