プロッター?パンツァー?あなたはどっち?~どうしてもプロットが立てられない方へ~

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以前プロットの作り方について解説記事をあげました。実践してみた方はいらっしゃるでしょうか?

実践してみた方は、小説が完結まで書くことができたでしょうか?

「プロット作ったけど、完結できなかった……」

そんな方もいらっしゃるかと思います。

小説を書いたことのある執筆経験者の方で、

「いろいろ調べて自分なりのプロットを作って小説を書き始めたけど、途中で脱線し全然違う話になってしまった」

という経験がある方もいるのではないかと思います。

そのような方は、そもそもプロットを作る創作スタイルが、自身の執筆方法と合っていないということもあるかもしれません。

小説の筋書きであるプロットなしでも、自分の頭から溢れるままに書き連ねることができるというあなた……

あなたは【パンツァー】タイプの作家かもしれません。

パンツァーとは何?

小説、作家界隈では【プロッター】【パンツァー】という言葉があります。

プロッターは文字通りプロットを書いてから小説を書く人のことで、パンツァーはプロットを書かずに小説を書く人のことを言います。

パンツァーの方の特徴としては、

・プロットを書くのがめんどくさい

・書きながら物語の設定を考えられる

・とにかく手が動いて物語が書ける

・速筆

そのような方が多いです。

パンツァーの方が陥りやすい失敗としては、

・思いつくままに書いて風呂敷を広げすぎ、収拾がつかなくなり書くのを止めてしまった

・自分で作ったのに忘れている設定が出てきて伏線が回収できていないまま作品を終わらせてしまった

などが挙げられます。

パンツァーの方は、次から次へと物語を書くことができ、プロッターに比べて執筆速度が速い方が多いです。

プロッターの場合は、物語を思いついてからプロットを作り、その後本文を書いていくので、パンツァーの方に比べると工程が多く、小説執筆までに時間がかかることが多くなります。

もちろん、執筆速度は人それぞれなので一概には言えませんが、執筆速度が速いというのはとても素晴らしい能力です。

プロッターとパンツァーどっちがいい?

以前からこのブログで書いている通り、小説の執筆方法に正解はありません。

近年では、作品を世に発表する方法はたくさんあります。

インターネット上に小説を投稿できるプラットフォームも多数あります。

本にする際も自費出版という方法も珍しいものではなくなってきています。

しかし、あくまでも小説家として商業デビューを目指すのであれば、プロットが書けるようになっておく方がいいでしょう。

どうしてプロットを書けるほうがいいの?

プロッターもしくは、パンツァーでもプロット書けるほうがいい理由としては、

・物語の一貫性を高める

・自分の考えを整理できる

・忘れやすい設定をひとまとめにしておくことができる

・公募の中にはプロットのみで応募できるものもある

などといったものがあります。

また、小説家として仕事をしていく場合のメリットとして、

・商業デビューの際などに出版社に提出を求められる場合がある

・コミカライズなど原案の仕事などで企画する場合に必要になる

などの点があります。

自分だけが作品に関わる場合は、自分の考えや今後の小説の流れ、あらすじを知っているのは自分だけでよいですが、編集者の方などが関わる仕事として執筆する場合には詳細が必要になる場合もあります。

他の方に自分の脳内にだけ存在する小説のストーリー、キャラクターの容姿、世界観などを伝える場合は、プロットを作ることがより分かりやすく効率的な方法になります。

いかがでしたでしょうか?

今回はプロッターとパンツァーについて説明しました。

「自分はパンツァーだからプロットなんて書けなくてもいい」

「プロットなんて書いたことない」

そういった方は、自分の才能や可能性を広げるうえでも、日頃からこつこつとプロットを書くようにすることをおすすめします。

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