手元にツールを準備したら、いざ!
実際に小説を書いてみましょう!
既に小説の案、書きたいものは決まっていますか?
「全く思いつかない!」
そんな方には是非この記事を読んでいただきたいです。
出来るだけ簡単な言葉で筋道を立てながら解説していきますので、この記事を読めば、きっと小説を書く手助けになると思います。
〇小説を書く手順
そもそも小説を書く手順に正解はありません。小説を書く方法や考え方は自由ですし、人それぞれです。
ここではあくまでも私自身が色々調べた中で書きやすかった方法や小説を書く際にやっている手順を中心に解説していきたいと思います。
小説を書く手順
・テーマやジャンルの決定
・キャラクター作成
・ストーリーの構成、プロット作成
・原稿執筆
・推敲
〇テーマやジャンルの決定
小説を書く際、頭の中にいろいろと思い浮かぶことがあります。
「恋愛小説が書きたいな」
「小説家を題材にしたい」
「ファンタジーが書きたい」
何かしら書きたいものの片鱗が思い浮かぶ方であれば、それを主軸に考えていただいてよいと思います。
何も浮かばないという方は、小説の分類方法を元に考える方法がおすすめです。
小説の分類にはさまざまな方法がありますが、小説家がテーマを決めるうえで、利用しやすいのが《ジャンル》と《長さ》についての分類です。
・ジャンル・・・恋愛小説、SF小説、推理小説、歴史小説、純文学、大衆小説、ライトノベルなど
・長さ・・・短編、長編など
《ジャンル》
小説のジャンル分けは様々な方法があります。
恋愛小説やSF小説など物語の主軸でジャンル分けする方法や純文学、大衆小説、ライトノベルといった小説の書き方や目的で分ける方法など挙げればきりがありません。
自分の書けそうな小説のジャンルや興味のあるジャンルを選ぶと物語の方向性が決まりやすくなります。
例えば、純文学をよく読む人は、ライトノベルを書くより純文学を書く方が書きやすいことが多いです。自分の書いたものであっても何度も読み直すので、自分が読めないジャンルやストレスのたまるものは書くことに慣れるまでは控えた方がいいと思います。
《長さ》
小説には大まかに分けて短編、長編の2種類があります。
短編は、ショートショート、掌編小説など、2、300字から3万字程度と幅広くあります。
長編は文庫本1冊で大体10万字程度と言われていますので、10万字以上あれば長編と分類しても良いと思います。
当然ですが短編と長編では書く字数が全く違いますので、書き方が異なってきます。
最初に自分が短編と長編どちらを書きたいのか事前に決めておく方がスムーズに作品の構成を練ることができます。
また、小説のコンテストや公募などを受ける際には、募集要項に既定のジャンルや必要字数が書かれている場合もあるので、どの程度の字数で完結できるかは考えておく方がいいでしょう。
〇キャラクター作成
次にキャラクターを考えます。
作品内に出てくる全部のキャラクターをこの時点で作成する必要はないので、出したいキャラクターを数人考えていきましょう。
あまりにも登場人物の人数が多いとストーリーをまとめる難易度が上がりますので気を付けましょう。
登場人物の設定を考えていくのですが、人によっては登場人物を決めてからテーマやジャンルを決める方もいます。
他にもストーリーの構成を決めてから、キャラクターを作る人もいるので、紹介する順番通りでなくても大丈夫です。
〇ストーリーの構成、プロット作成
小説を完結までかき上げるために重要なのが、ストーリーの構成を決めることです。
そのために《プロット》と呼ばれる小説の設計図を作成します。
小説の設計図と言っても、どの程度まで内容を決めてから書き始めるかは人それぞれですが、より詳しいほどプロット通りの執筆ができるので、後の工程で悩むことが少なくなります。
別の記事でストーリーの構成の練り方、プロットの私なりの書き方をご紹介しますので、そちらの記事もぜひチェックしてみてください。
〇原稿執筆
キャラクターを作り物語の構成が出来上がったら、いよいよ本文を書き始めます。
本文の書き方は、様々なルールがありますので、文章を書くことになれるためにも、まずは好きに書いてみて後から推敲する際に修正を書けるという方法をとってもいいと思います。
ただし、推敲時の修正が余りにも多いとかなり大変なので、ある程度は作品内で統一したルールを決めて執筆することをおすすめします。
特に、コンテストや公募に応募する場合は、自分の挑戦したいコンテストや公募に適した書き方を目指すとよいでしょう。
〇推敲
「さぁ、作品を公開しよう!」と思ったあなた、ちょっと待ってください!
小説の推敲は終わりましたか?
推敲とは文章や言葉を何度も練り直すことです。
表現や言葉の意味、伝わり方、語感など様々なものを考えて、その作品に最適なものが何なのかを何度も練り直す作業をすることで、作品をより良くしていくための重要な工程です。
小説を書く方の中には、自分の書いた作品を読み返すことを嫌がる方もいます。
その理由としては、
・自分の書いた小説に自信がある
・恥ずかしくて読み返せない などが多いです。
確かに小説などの創作活動は、自分の考えや内面、経験を元に書く方もおり、自分で書いたからこそ共感しやすい、作品に自信を持てる場合もありますし、逆に書いている自分の内面が見えることに恥ずかしさを感じる方もいるのでしょう。
しかし、作品として、小説を世に出す場合は、「読み直さなくても大丈夫!」なんてことは言っていられません。
「推敲する」と「推敲しない」では、小説の完成度は格段に変わってきます。
小説を書いて、更にその小説を人に読んでもらったり、小説投稿サイトなどに掲載しようと思うのであれば、しっかり自分で読み直し、よりよい作品になるように推敲を重ねましょう。
いかがでしたか?
今回は小説を書く手順について解説しました。
今後各項目についてより詳しく解説していきますので、ぜひ他の記事も読んでいただけると嬉しいです。
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